診療内容Medical

一般歯科General dentistry

虫歯の治療ではなるべく歯を削らず、神経も残すように心がけて治療に努めています。

なるべく歯を抜かずにさまざまな治療法をご提案、ご相談したいと思っております。

歯周病治療では清掃によりお口の中を清潔に保つ事が何よりも大切です。
その為のクリーニングや清掃指導、定期検診を実施しています。その他、お口のトラブルや悩みなどお気軽にご相談ください。

小児歯科Pediatric dentistry

大人でも難しい歯ブラシ。残念ながらお子さんは完全にはご自身ではケアをすることはできません。歯があるということは虫歯になる可能性があるということになります。

予防がなによりも大切になります。効果的な磨き方や予防法をお教えします。正直大変な場合もありますが、親御さんも一緒にがんばっていきましょう。

当院では基本的に押さえつけたり口を開けておく器具(開口器)を用いた処置はしておりません。少しずつ慣れていただき可能な処置を選択的に行っております。処置の緊急性が高い場合は大学病院、小児歯科専門医院をご紹介させていただきます。

口腔筋機能療法Preventive dentistry

口腔筋機能療法は、マウスピースにより舌を正しい位置へ誘導し、口腔周囲筋の力を整える事により不正咬合を改善し、口呼吸を鼻呼吸へと促し、お子様がもつ本来の歯列を取り戻す事を目的とします。

治療はシリコン製のマウスピースを毎日、日中に1時間と就寝時に装着していただくのみです。適応時期は6歳頃~12歳頃です。

お子様ご自身の努力は、もちろんですが、毎日忘れずに使用していただくには保護者様による管理が必要になります。(一部保険適用もあります。)

口呼吸と鼻呼吸について

前述したように口腔筋機能の不整は“口を閉じる”という事にも関係してきます。本来、ヒトという生き物は進化の過程において鼻で呼吸するように出来ています。ヒトは鼻呼吸をする事により高次元な発音を獲得し言語を多様化できたと言われます。これこそが地球上において人類が繁栄できた最大の理由でもあります。
通常、口が半開きの状態だと舌は下あごの内側に収まります。これでは本来位置すべき上あごの内側に舌は収まりません。舌による圧力で形成されるはずの上あごは、正しい力が加わらない事で綺麗なアーチを維持する事ができず、歯列不正となります。その上顎に誘導されるように下あごの歯列も並ばなくなります。
口をポカンと開いたまま鼻で呼吸する事は出来ません。つまり、正しい位置に舌を置くためには鼻呼吸が必要であり、鼻呼吸をするためには口腔周囲筋の正常なバランスの獲得が必要となるのです。
また鼻にはフィルターがあり、外から入ってくる最近やウイルスの侵入を防ぐ役目もしています。鼻呼吸はアレルギーを改善し、細菌感染による上咽頭炎や感染性疾患の予防、免疫力の向上や慢性感染病巣に対して大きく影響する事が言われています。 鼻で大きく息をすると胸の上部が膨らみます。これは正しく肺を膨らまして酸素を取り入れている証拠です。一方、口呼吸の場合はお腹が膨らみます。一般的に口呼吸ではお腹を膨らませて酸素を取り入れるため呼吸前に背中を丸めてしまう傾向つまり“猫背”も指摘されます。


赤い矢印:正しい力の方向
青い矢印:誤った力の方向

顎の位置不正による顔貌の変化

サマンサとケリー

下図は双子の姉妹サマンサとケリーです。
成長前に比べ成長後は二人の顔貌に違いが見られます。遺伝子的な違いは個々で多少ある事は当然ですが、彼女たちの顔貌の差は子どもの時に「口を開けていたか閉じていたか」の違いによる事が大きかったそうです。

参考資料:鈴木設矢著「床矯正・矯正治療の手引き」(床矯正研究会編集・発行)大塚淳著「プレオルソ」こども歯ならび矯正法(ベーシックコースシラバス)

口腔筋機能トレーナーの使用法および注意

使用方法

  • お家にいる間は宿題やテレビ、読書などしながらで結構です。出来るだけ長時間装置を使用して下さい。(最低1時間以上) これは夜間装着ができるようになる為に必要不可欠な装着です。 装着中の会話はOKです。それ以外は必ずお口を閉じて鼻呼吸で使用して下さい。
  • 就寝時(就寝から起床まで)テープを貼って使用して下さい。 呼吸が心配な場合は就寝前に15分間テープを使用して様子を見てください。

お手入れ

1日1回流水下で歯ブラシで磨く(中性洗剤はOK・歯磨き粉は使用しないでください)。
消毒は入れ歯洗浄剤など(ハイター使用の場合は5倍に薄め1分間漬ける)。
熱湯は変形しますので使用しないで下さい。

注意事項

  • 装置が正しく使用できない場合、治療の効果を得る事は出来ません。
  • 頬杖や咬唇癖、爪咬み、鉛筆咬みなどの悪習慣は治療の効果を妨げます。
  • 使用前に必ず歯磨きをして下さい。
  • 最初の段階で特に前歯にやや痛みを感じる事があります。その場合、使用時間を減らし、痛みがなくなりましたら、通常の使用時間に戻してください。
  • 装置が歯茎等に当たり痛い所がありましたら使用を一旦中止しご連絡下さい。
  • 歯ぎしりのように横にずらして咬まないようにして下さい。
  • 使用中は唾液がたくさん出ます。装置を入れたまま唾液を飲み込む練習をして下さい。
  • 装置は来院の際、必ずお持ち下さい。

口腔外科Oral surgery

転倒や打撲による外傷から難抜歯、軟組織病変等を拝見します。高い専門性を必要とする場合は総合病院歯科口腔外科や大学病院といった高次医療機関と連携を取り治療にあたっております。

親知らず等の抜歯や治療

親知らずや永久歯などが顎の骨に埋まったままうまく生えないと(埋伏歯)、それが原因で歯茎に炎症を起こしたりします。また、虫歯や歯周病が原因で歯茎に膿がたまり、歯茎が腫れることがあります。抜歯するかどうか、患者様と相談しながら治療の方向性を決めていきます。

顎関節症

顎が痛い、口が開かない、口を開けると音がするといった症状が出る場合は顎関節症が疑われます。無理な歯ぎしりや正しくない咬み合わせなどが原因となり顎関節に負担がかかりることで起こります。原因を特定し咬み合わせを調整することで、症状を改善できます。

お口の中のできもの、水ぶくれ

お口や舌にできもの(腫瘍)ができることがあります。良性の場合は命に別状はありませんが、精密検査も可能です。炎症や腫れ、できものができた場合はご来診ください。

お口や顎の外傷

転んだり事故にあったりするなど、突発的な外傷にも対応しています。顎骨が骨折した場合や歯が欠けてしまった場合、口の中の切り傷なども歯科口腔外科の治療範囲となります。

予防歯科Preventive dentistry

虫歯や歯周病は細菌による感染症です。
口腔内の衛生状態を保つことで予防していくことが可能です。

日々の清掃はもちろん定期的な検診(基本4~6ヶ月間隔)、専門家によるクリーニングをご利用いただき、二人三脚で病気を防いでいきましょう。
お口の中のトラブルや悩みについてお答えします。お気軽にご相談ください。

さいたま市歯科健診事業Dental examination

(1歳半 3歳 妊婦歯科健診 成人健診 お口の健康診査 長寿健診)

乳幼児期に虫歯を作らない生活習慣を獲得することが、将来のお口の健康、さらには、全身の健康の大事な一歩となります。

お子様の虫歯を作らないためにどうすれば良いのか?
アドバイス・ご相談に力を入れております。

高齢化社会においては口腔機能を維持し健康寿命を延ばす事も健康に生活する上では欠かせない要素となります。

訪問診療Home medical

在宅診療では歯科医師、歯科衛生士が直接ご自宅へ伺い、口腔内清掃、口腔衛生指導、摂食嚥下指導、入れ歯の調整や作製、お痛みや詰め物が外れてしまった場合の急性治療などを行います。通院が困難な患者様にも病院と同等の処置がお受けになれる体制を整えております。

訪問診療問診票をダウンロードして記入後、FAXにてお申込み下さい。
(Fax:048-865-8116)
また、FAX送信後は確認の為(Tel:048-865-8117)までお電話をください。

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